Our Story
troneチェア開発者の想い
troneチェア開発者の想い
理学療法士 大渕哲也
1985年に理学療法士の資格を取得後、行政業務に従事し、当時の要介護高齢者の在宅療養生活の実態を目の当たりにしました。学校で学んだ治療的対応・技術がほとんど通用しない現実に驚愕し、同時に「生活リハビリ」を展開する三好春樹氏の勉強会に参加。高齢者支援の考え方に大きな転換を経験します。
その後、急性期病院や精神科病院での勤務を経て、市町村保健師と協力し在宅高齢者支援にも従事。「一度の訪問でもその場で成果を上げる」ことを習慣としました。2000年の介護保険制度開始後は、介護施設勤務やケアマネジャー、特別養護老人ホーム副園長なども経験しましたが、生活支援道具としての福祉用具や介護機器の少なさ、不適合の多さに驚き、時には自身で手作りしてでも高齢者のニーズを満たそうと努めてきました。
それでもこの40年で、福祉用具は確かに進化しています。例えば車椅子は、一人ひとりに合わせて調整できるタイプが増えました。しかし一方で、ほとんど変わっていないのが「高齢者の座る椅子」です。若者向けにはゲーミングチェアなど新しいタイプの椅子も登場していますが、高齢者が日常的に座る椅子はほとんど変わらず、そもそも「若壮年者」を想定して作られたままです。その椅子に座り続けることで、身体の変形が進んだり、寝たきり化が加速してしまう方がいまだに多く存在します。社会も文化も経済も成熟した日本で、これは非常に残念で、嘆かわしい現状だと感じています。
こうした現状を変えたい——。高齢者が脆弱になっても、家庭にあって遜色なく快適に座れる家具椅子を作り、生活の尊厳を守りたい。そんな想いから、troneチェアの開発を決意し、この開発プロジェクトが始まりました。その想いに共感してくださった「椅子の神様」といわれる椅子張り職人の宮本茂紀氏の技術との融合で、生活の質と尊厳を守る椅子として、多くの高齢者の生活に寄り添うtroneチェアの開発できました。
家具モデラー(椅子張り職人)
宮本茂紀
宮本茂紀は1937年東京都生まれの椅子張り職人・家具モデラー。戦後、椅子張り職人としての道を歩み、1966年に五反田製作所を創業し、国内外のトップデザイナー家具のライセンス生産を行っています。日本初の家具モデラーとして、デザイナーの椅子から乗用車、電車のシートまで幅広く開発に関わる一方、迎賓館や明治村の洋家具の修復も請け負っています。
家具の世界をリードするイタリアでは、イメージやデザインと技術を結びつけるための要となるのか技術者を「モデラー」と呼びます。宮本は1973年に欧州に渡り、イタリア・ドイツなどのトップメーカーでモデラーとして世界的な技術を修得し、日本ではほとんど知られていなかった職業であるこの「モデラー」の第一人者として、現代の日本のデザイン界を代表するデザイナーや建築家の依頼により、意図するものの試作実現を手掛けるようになります。同時に、家具モデラーの浸透と確立に力を注ぎ、その結果、1991年に社団法人日本インテリアデザイナー協会より「協会賞」および東京都知事より「優秀技能賞」を受賞、2006年に厚生労働省の「卓越技能章(現代の名工)」を受賞、翌2007年に内閣府より「黄綬褒章」を受章。現在は第一線で活躍しながら、その意思を若い職人に受け継いでいます。
著書に「世界でいちばん優しい椅子」(2003年、光文社)、「原色インテリア木材ブック」(1996年、建築資料研究社)、「椅子づくり百年物語」(2005年農文協)があります。
目指すは"寝たきり予防〜健康増進"
troneチェアの開発の原動力は、高齢者の健康維持・増進を支えることにあります。
良い姿勢と快適な座り心地は、健康に直結する重要な要素です。
私たちは、日常生活に根付く家具として、高齢者が自立して健康に過ごせる環境を提供したいという強い想いを持っています。
この思いから「椅子文化の深化」を目指し、troneチェアは高齢者の皆様の快適な生活と笑顔をサポートするために誕生しました。
このたびは、弊社のホームページをご訪問いただきまして、心より感謝申し上げます。
合同会社trone代表の清水貴之です。
弊社は、「座る」を諦めない社会づくりを目指し、2024年7月に創業いたしました。
親や大切な人に、「もう座るのがつらい」と言わせたくない。
その切実な願いこそが、私たちの原点です。
身体から設計された椅子
世の中には多くの椅子があふれていますが、私たちが作るのは機能性を追求した「高齢者向けの椅子」でも、デザイン性を重視した「高級家具」でもありません。
理学療法士の深い知見と、卓越技能賞(現代の名工)受賞等、熟練の椅子張り職人の卓越した技術をすべて注ぎ込み、身体を深く理解した人間が作る「身体から設計された椅子」という第3の選択肢を提案する。
私たちは、そうした信念を胸に歩むプロダクトメーカーです。
私たちは、その人がその人らしく尊厳を持って生活を営むための「座るプライドと誇り」を、椅子を通じて支え続けます。
はじめての「身体から設計された椅子」:trone チェア
「長く座ると腰や背中がつらい」「姿勢を意識しないと疲れる」。
年齢を重ねる中で、そんな身体の小さな変化を感じ始める方は少なくありません。
特に、円背(えんぱい)など背中が丸くなると、座った際に『体が前かがみに潰れてしまい』、『呼吸が息苦しくなったり』、『立ち上がる際に大きな力が必要で不安定』になったり、食事がしにくくなったりと、座ること自体が苦痛となってしまいます。
そのような方々の選択肢の一つとして、機能性を追求した「高齢者向けの椅子」が存在します。
しかし、それらの椅子に対して心理的な抵抗感を抱かれる方も少なくありません。
そんな方々に私たちが提案するのは、「背中で座る」という新しい発想です。
呼吸が深まる究極の座り心地と、ご家庭のインテリアに自然と馴染む意匠を両立させることで、皆様の「座るプライド」と「座る誇り」を支えます。
そんな日常の負荷を解き放つために生まれた、私たちの哲学をシンプルに体感いただけるのがtroneシリーズです。
• 自然と楽に、支えられる 背中で身体を支える独自の構造により、無理に姿勢
を正そうとしなくても、身体が自然と心地よい位置に収まります。
• 日常に溶け込む意匠 見た目はあくまで上質な普通の椅子。しかし、座った瞬
間にわかる「身体へのやさしさ」が、あなたとあなたの大切な人の生活を静か
に支えます。
「座る」という何気ない行為が、再び人生を豊かにする喜びへと変わるように。
合同会社troneは、身体から設計されたこの椅子を通して、皆様の健やかな毎日をこれからも支えてまいります。
合同会社trone 代表社員 清水貴之
「もう、座るのがつらい」と言わせない
「親のための椅子選び」失敗しない7つのポイント
知らないままの椅子選びが、
気づかないうちに身体への負担を増やしている可能性があります。
姿勢の専門家であり、
理学療法士×黄綬褒章受章・卓越技能賞受賞(現代の名工) 椅子張り職人 共著
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